激動のモーニング娘。世代別ロングトーク
吉澤の卒業。中国人メンバーの加入。
この春、大きな動きを見せる彼女たちに、
モーニング娘。の"現在”と"未来”を真剣に語ってもらいました!
PART① リーダー×サブリーダー
吉澤ひとみ×藤本美貴
5月6日に卒業を控えた吉澤のラストシングルは、彼女のマニッシュな魅力が映えるロックチューン。
吉澤:バラードやポップな曲よりパンチのある方が好きですし、最後がこんなロックで嬉しいですね。
藤本:よっちゃんらしくかっこよく見せられる曲でよかったよね。だってブリブリのかわいい曲とかじゃ卒業しづらいでしょ?(笑)
吉澤:ハハッ。そうかも。失恋の歌なので詞は切ないですけど、吹っ切れた感じで力強く歌ってますしね。
吉澤卒業後は、中国からの留学生・ジュンジュンとリンリンが加入。その発表を聞いたときの心境は?
吉澤:そう来たか!やるね!!って思わず笑っちゃいました(笑)。でも娘。が次のステップに行くために自分も力になりたいし、みんなと早くなじめるようサポートしたいですね。
藤本:リンリンは前からハロプロエッグ(※研究生)にいたんですけど、すごい明るくて楽しい子で。ジュンジュンも感じがいい子だし、二人ともしっかりした子ですね。最初のうちは会話が難しいかもれないけど、それ以外は何の心配もしてないです。ま、これを機会に、みんなにもしっかりしていただければね(笑)。
吉澤:そうだね。5期は基本マジメ過ぎて内にこもりがちなんだけど、もう自信を持ってドンと出ていけばいいんじゃないって思う。6期はまだ何も考えてなさそうだけど、それがいい感じの自由さになってるし、それはそれで今はいいかなと。
藤本:久住ももう安心しきってるから、最近は自由にやってるよね。
吉澤:でも久住はいつも緩みっぱなしだし、締めるとこ締めてこーぜと(笑)。逆に光井は周りにすごい気を使うけど、まだ新人なんだし、もっと甘えたり自分の感情をぶつけたらいい。
藤本:久住はまだ子供なのに、光井は頭の中がすごい大人なんですよ。
吉澤:で、ミキティはお母さんタイプのリーダーになりそう(笑)。私は普段は黙って見てるお父さんタイプでしたけど。
藤本:いっつもガミガミ言ってるから?『だ~か~ら~!!』って
吉澤:お母さんはもう一から十まで全部言うもんね。で、よっぽどのことがあればお父さんが出てって雷落としてたんですが、お父さんはもうすぐ単身赴任でいなくなるし。
やはり"別居”するのは寂しい?
藤本:寂しいですよ!
吉澤:うん・・・ミキティとはずーっと一緒にいたし、ちょっとね・・・
藤本:よっちゃんって最初はこの人何考えてるの?って感じだったんですけど、今では何も言わなくても分かってくれてるだろうなって存在で。二人でじゃれたりもしてたよね。
吉澤:そう、いつの間にかわたしのヒザの上に座ってたりするんです。
藤本:フフ。よっちゃんいなくなったら、じゃれてくれる人を見つけるまでショボーンってしてそう(笑)。
吉澤:じゃあ卒業までに、お母さんに新しいお父さん見つけないとね。
藤本:アハハ!でもお父さん誰かいるかなぁ?もしくは私がお父さんにならないといけないかも。
吉澤:誰かにお母さんになってもらおうか。ガキさんかな~
藤本:キャラ的にはそうだね。ま、でも私もまたよっちゃんみたいに気を許せる人をメンバーの中につくりながら、10年目を迎えた娘。を続けていけたらなって思いますね。
吉澤:大丈夫でしょ!私は卒業後はソロ活動になりますが、フットサルもやりつつ歌を歌っていくっていう姿勢は今までと同じで。ただ、一人で活動するとなるとまた自分も変わってくると思うし、いろんなことに挑戦しつつやっていきたいですね。それにメンバーのことも受け止められるように常に構えてるんで、いつでも飛び込んできてくれれば。
藤本:受信メールがすぐにいっぱいになるよ、きっと(笑)。
PART② 5期メンバー
高橋愛×新垣里沙
高橋:カップリング曲の『Handmade CITY』はノリノリな勢い系ロックですね。詞に英語が多くて喜んでたんですが、よく見たら同じ詞の繰り返しでした(笑)。
新垣:私は"熱い熱い夜だよね!”って叫ぶパートがあるんですけど、一人でレコーディングしていたから恥ずかしかったですね~
このシングルで4期吉澤が卒業すると、5期は娘。のトップの代に。
高橋:この時代が来てしまったかって感じですよ~(笑)。私はサブリーダーとしてやるべきことも増えるし、自分も成長しないとなって
新垣:前に仕事中に5、6期でふざけてたことがあったんですよ。そしたら吉澤さんが後でガツンと『あそこはふざけちゃいけない場だから、二人が締めないと!』って注意されて。今後はそういうことを自分たちが言うべき立場になるし、しっかりしないとなって思いますね。
高橋:まずはリーダーの美貴ちゃんの動きを見てから、私は自分の役割を考えようかなと思います。
新垣:何かミキティって娘。の中の暴れん坊だよね、いい意味で(笑)。言いたいこと言って、でもまとめるときにはバンってまとめて。
高橋:実は誰よりもメンバーのことを見てますし。でも沈んでる子に声かけるときは、明るく『どーしたのよぉ(笑)?』って感じなんですよね。
新垣:愛ちゃんと私もさ、最近すごい話すようになったね。
高橋:この先二人で助け会うことが多そうだしね。やっぱり同期って一番分かり合える関係なんですよ。
新垣:愛ちゃんの癖も知ってるし、落ち込んでるときかすごい分かるんです。下を向いてずっとつめをいじってるんですよ。で、何かあった?って聞くと『うん・・・』って。
高橋:ヤダ~、ばれてたんだ~!?
新垣:うん(笑)。愛ちゃんは人に言えずため込むタイプだけど、悩み事があったら何でも言ってきてよね。
後輩の成長ぶりはどんな感じ?
新垣:光井ちゃんはすごい頑張る子ですねー。その影響なのか、小春も最近すごい成長したんですよ。
高橋:お互いにいい剌激になってるみたいで、見てると面白いですよー。いいよいいよ、どんどんやって!って感じのライバル心が出てて(笑)。
新垣:絶対に二人にプラスになるしね。吉澤さんも『あの二人いいねー(笑)』って言ってた。
高橋:またれいなが光井をすごい可愛がってるし。6期が光井に教えてる姿とかすごいほほ笑ましいよね。
新垣:居残って練習をする光井ちゃんと、それに付き合ってあげる亀やさゆみんや田中っちがいて。そんな関係がいいなと思いますし、6期もお姉さんになったんだねって。
高橋:誰に言われたわけでもないのに、娘。って期によってそういう役割分担が自然にできてるのがスゴイなって思いますね。
いよいよ娘。の本格的なアジア進出も始まりそうですが。
高橋:アジア展開するって話は、つんくさんから知らされたんですよ。で、アジアに行く機会が増えるの?と思ってたら、ジュンジュンとリンリンの加入が決まって。そういうことか~って驚きましたけど、これも娘。らしくて新鮮だなと。
新垣:留学生の加入はさすがに初めてだし、最初はつんくさん何を言いだすんだ!?でしたよ(笑)。でもアジア進出ではこの二人が一番頼れる存在になるだろうし、今後プラスになることが多そうだなと思いますね。
高橋:ジュンジュンはまだ日本語が苦手だけど、英語が得意って言ってたし、私もちょっとは英語で話せるよう頑張らないと(笑)。
新垣:言葉も環境も違う国に来て不安だろうけど、早く慣れてもらえるといいね。でも国が違ってもみんな歌が好きで集まってる仲間だし、最後に目標とするものは同じだから、そこは大丈夫だって安心してます。
PART③ 6期メンバー
亀井絵里×道重さゆみ×田中れいな
6期にとっては、新旧リーダーの吉澤・藤本はどんな存在?
道重:吉澤さんは最近は気軽に話せるようになりましたけど、いつも一人でいる人だし前は何となく声をかけにくかったんですよ。でも実はすごくみんなを見てくれてる人で。
亀井:何かあったらメールで励ましてくれたりして、ほんとこれまで助けられたことは多かったですね。
田中:加入してすぐのライブで、れいなが最初のパートを歌う曲のときに、ステージで失敗してしまったことがあったんですよ。で、気まずくて楽屋に戻れなくて、衣装部屋にこもってたんです。そしたら吉澤さんが来て『戻りたくないなら戻らなくていいよ』って言って、なぜか吉澤さんもそこにいてくれて。そう言ってくれたおかげで逆にふっきれて戻れたし、さりげない優しさだなって思ったことがありましたね。
道重:次のリーダーの藤本さんは同じ6期なんですけど、やっぱり同期っていうよりも"先輩”ですね。
田中:れいなにとって藤本さんは4・5期って感じですし。5期より先にソロデビューしてたから。
道重:藤本さんってすごい自由な人ですし、そんな雰囲気のリーダーになるんじゃないかなって思います。でも最近すごい後輩に注意するようになった感じがしますね。『そこ違う、もっと背筋伸ばして』とか。
8期が加入し、6期も今や中堅。
亀井:早いですね、もう5年目とは
田中:えっ、もう5年目やっけ!?でもれいなは特に意識してないです、中堅やししっかりしないと、とかは。
亀井:アハハ。でもこれからは先輩の助けにならないとなって。先輩は怒るべきときはガツンと怒らなきゃいけないから、そうなる前に私たちが気付いて後輩に言っていかないとって思うようになりました。
道重:でもなかなか難しいんですよ。
亀井:そう、今言っていいのかなってドキドキするし。でも先輩たちも最初はそうだったんだろうしね。
道重:それと仲良くなり過ぎるとまた言いにくくて。でもれいなは言うときはちゃんと言うし、すごいね。
田中:あー、小春に言ってるね、浮かれすぎてるときとか(笑)。
亀井:小春ちゃんはマイペースだしねー(笑)。でも光井ちゃんが入ったことで意識してる感じはしますね。逆に光井ちゃんはすごいマジメで。
道重:純粋で素直だし、すごい努力家だから歌やダンスも空き時間があればいつも練習してるんですよ。
亀井:だからこそ教えられることは教えてあげたいし、今は大変でも楽しいって思えることが増えるように頑張ってほしいです。
道重:れいなは光井ちゃんとすごく仲いいよね。よく喋ってるし。
田中:此間ハワイに行ったときも結構一緒にいたね。れいなの部屋に呼んであげたりとかして。
さらに先日、留学生加入というビッグサプライズもありました。
道重:これまでも加入や卒業がある度に驚いてましたけど、留学生っていうパターンは予想もしてなかっただけに、もおう意外過ぎましたね!!
田中:今後アジアでも活動できるのかなと思うとうれしいんですけど、どうコミュニケーションとったらいいの!?って最初は焦りましたよ。れいなの福岡弁とか通じますかねー?何々やけん、とか。
亀井:でもリンリン、面白いんですよ。少し日本語ができるから話し掛けると『ハイ、ハイ』ってニコニコ返事してくれるんですけど、実は分かってないときもあるらしく、後で『あれは何て意味ですか?』って(笑)。
道重:ジュンジュンは日本語苦手だけど、ボディーランゲージで話せたら面白そう。でもジュンジュンとはすぐ仲良くなれると思います♪
田中:え、何で?
道重:だって『道重さんかわいいです』って言ってくれたから♥
亀井:ハイハイ分かりました!(笑)
PART④ 7、8期メンバー
久住小春×光井愛佳
14歳の最年少コンビながら7期の久住は活動暦2年近い先輩。光井にはアドバイスもしてあげたり?
久住:いやいや、まだ教えられるはどじゃ(笑)。でも同い年の後輩って不思議ですけど、前は小春だけがすごく年下だったからうれしいですね。
光井:いやー、久住さんは大人っぽいし、同い年とは思えないです。
久住:ホント!?でも光井ちゃんはマイペースでのんびりしてるし、小春とは正反対のタイプだよね。
光井:オバサンくさいって言われます(笑)。顔は童顔なんですけど。
久住:童顔いいじゃん、小春は老け顔だし(笑)。でも光井ちゃんも1年後はすごい変わってるんじゃない?
光井:どうでしょうねぇ。でもあんまり変わりたくないんですよぉ。
久住:なんでー!?小春はいろん久住小春を見せたいから、セクシー小春もキュート小春もいけるよう、どんどん幅を広げて生きたいです!
光井:わたしはそのままの自分を出していきたいんです。まったりしたこ口調が特徴的っていわれるんで、そういうのをもっと出したいですね。
新加入するジュンジュンとリンリンも光井と同じ8期メンバー。
光井:これから同期として3人で何かやる機会も増えるやろうし、一緒に頑張っていきたいです。でもリンリンはダンスもうまいし、すごいプレッシャーもあるんですよ。
久住:小春はリンリンがエッグにいたときから仲良かったんで、すごいビックリしました。ジュンジュンも一度あったら親近感が沸いたし、早く中国語も覚えて、仲良くなりたいです!ほかの国の人にもモーニング娘。を知ってもらえそうだし、すごい楽しみ♪
現在は、光井にとっては初の全国ツアー中。ライブは楽しめてる?
光井:初日までがホントに大変でしたね、たくさんの曲を覚えてたので。フリも日によってできたりできなかったりして、できた日はうれしいんですけど、できない日はすごい悔しくてめっちゃ泣いたりして・・・
久住:そういう姿を見るとかわいそうだなーって思ってたんですけど、自分が代わりに覚えてあげることもできないし、小春はただただ光井ちゃん頑張れ!って気分で。
光井:ハハハ。でもライブはまだドキドキです。ダンスのフリのことばかり気にしてると、歌が雑になったり、逆に歌を気にし過ぎてダンスに響いたり。でも笑顔を忘れないで一生懸命やるようにしてます
久住:すごいね、小春はそんなの考えたことなかった。『楽しー!!フゥー♪』みたいな。で、後で怒られて、スミマセーンって。寝たらすぐ忘れてたけど(笑)。だからこの二人を足して2で割ればちょうどいいのにってよく言われるんです。でも光井ちゃんは喋るのがうまいよねー。
光井:喋るのは好きですし、もっと関西弁も出したいんですけど、敬語だと標準語ぽくなって・・・。でも『ほかして(捨てて)』とか『気ぃ遣いぃ(気配り屋)』とか地元の言葉を徐々に使っていけたらなと思います。
そのツアー最終日には吉澤が卒業。
光井:短い期間でしたけどいろんな愛のムチをもらいました。歌収録でオドオドしてダンスにキレが出せなかったとき、『たった5分やけど大事にして集中してやらなあかんで』とか。そやなーってグッと来ました。
久住:小春も最初はもう起こられっぱなしでしたけど、今思うと怒られといて良かったなって。最近もまだ細かいことでは注意されるので、卒業までにはそれを減らしたいです!
取材・文=大西淳子
ヘア&メーク=竹邑事務所